ジョッキーについて

競馬は馬が主役のスポーツですが、馬が話をすることができない以上、馬にかかわる人が表に出て我々ファンにとってのインターフェースとなる必要があります。

中でも、我々ファンの気持ちが一番動かされるのがジョッキーでしょう。

しかし、私たちファンから見れば、カッコいいヒーローであり、時として「神」のような存在にさえ見えることもあるジョッキーですが、やはりジョッキーも人間なのだと実感できるシーンを目にしたり、あるいはそうしたエピソードを耳にしたりします。

ただ残念なことに、そうした「人間らしさ」を目の当たりにするのが、ジョッキーである以前に社会人として疑問符がついてしまうような出来事なのです。

あるときはそれがジョッキーによる暴力事件であり、またあるときは窃盗事件であり、そしてまたあるときは暴言であったりもします。

「競馬の祭典」とされる日本ダービーでも、そうした残念なできごとが起こってしまいました。

しかも、その栄誉あるダービーを制したばかりのダービージョッキーがかかわっているのです。

詳細には敢えて触れませんが、勝利ジョッキーインタビューの際、スタンドからその騎手に対して声援を送っていましたが、その声に対して激怒の一喝で応えるという出来事があったのです。

確かに、インタビュー中に声援を送るというのは観客のマナーとして好ましいものではありません。

ただ、ファンの気持ちを代弁するなら、華やかなダービーの舞台で華麗な騎乗を見せたジョッキーを讃えたい気持ちもよくわかるのです。

それを一喝してしまうのは――賛否はあると思いますが――ダービージョッキーの応対としては非常に残念であるという思いを禁じ得ません。

また、それがメディアを通じて全国的に知れ渡ってしまうということを考えても、そのジョッキー自身のためにもマイナスイメージが大きくなってしまったのではないかという気がしてなりませんでした。

今後はできるだけそうしたトラブルが起こらないよう、一ファンとして願いたいものです。